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2005年12月03日

第三回 Original Present

もう12月に入りました。
年の瀬迫る今日この頃皆さんどのようにおすごしでしょうか?

さて、年末というと(世の中的に、経済的に)一大イベントである、
クリスマスというありがたい西洋のお祭りがやってきます。
サンタさんが良い子たちにプレゼントを配る日です。
良い子にしかプレゼントは来ないので、皆さん是非良い子にしていて下さい。
まあ子供じゃない人はどうでもよいです。

というわけで、サンタさんからのプレゼントが望めない大人たちは、
お互いにプレゼントをし合って慰めあわなければなりません。
そんな、プレゼントにあなたは何を選びますか?

プラダのバックですか?任天堂DSですか?岡本太郎の太陽の塔ですか?
どんな贈り物でも、贈り手の気持ちが入っていればなんでもすばらしいものに変わります。
しかし、もしその贈り物が手作りだったら、
どれだけ「作る人」にとっても楽しいプレゼントにかわることでしょうか。

確かに、手作りのプレゼントは決して「すばらしい!」といえるモノにはできないかもしれません。ただ、それはもう分かっている前提で、プレゼントをするというイベントでの最大多数の最大幸福を得るための手法として手作りのプレゼントを作ろうと考えて見るわけです。
どんな高価なプレゼントで、どれだけ気持ちをこめても、贈られた人にとってドンピシャな贈り物でなければなかなか「ウレスィー」と思ってもらうのは大変です。
だから、このプレゼントを贈る・贈られるというイベント全体を盛り上げる一つの手法として、チャレンジングな手作りプレゼンをつくり、贈るということを皆さんに是非お勧めしたいわけです。その人の得意ジャンルというより、やったことのないようなチャレンジングなことをやるほうがより効果的であると私は思います。

前置きが長くなりましたが、この「チャレンジングな贈りもの」が今回の「学ぶ人」のテーマです。そして、このテーマのなかで作り上げたプレゼントが、「革製ipod shuffle入れ」であります。

それではこの「革製ipod suffle入れ」の製作過程をご覧下さい。

このプレゼントは、さいとーさんの誕生日のために作られたものです。
さいとーさんはもちろんシャッフルを持っているのですが、
当の私は持っていません…。なので、シャッフルの尺を知らないと作れないので、
材料購入のために新宿へ出向き、帰りにベスト電器によりシャッフルをコレでもかと触り倒し、親指と人差し指に大体の尺(公式HPに載っていない部分、例えばボタンの大きさなど)をペンでマーキングしてきたりしました…。

さて、道具は以下の通りそろいました。皮も薄くて加工しやすいもの、加工する道具は良く分からないので使えそうな文具をゲットしてきました。
PA220168.JPG

まずは、型紙を切り、その通りの大きさに革を切り出していきました。
PA220169.JPG


生まれて初めて丸型カッターを使いましたが、すごく切れます!
ちょっと楽しいです。
PA220170.JPG


そして次に、コンパスカッターで、円を切り取ります。
実は、シャッフルの操作部分であるボタンの部分を切り出そうとおもったのですが、
実物が無いと多分というか絶対ばっちりの位置に穴をあけられないと判断し、
ボタン部の穴空けはあきらめました。
しかしその代わり、ヘッドホンをつける部分を空けなければいけないことに、
その時気づき、それなれば多少大きめに空けておけば問題は無いということで、
そちらの穴をあけることにしました。
このカッターも綺麗に円がかけて楽しかったです。

PA220171.JPG


と、そうこうやっている内に完成~!!
PA230172.JPG
・・・って飛ばしすぎ 汗?
いや、上の穴空けの作業の後、ハトメ抜きで小さな穴を開けて革紐で入れ物の周囲を皮ひもでかがりました。この作業がしんどい…。
てかまず、皮ひもの太さに対してハトメ抜きの穴が小さくて二連で空けねばならなかったため苦労が倍に…。そして革のカガリがチョー大変。
革ってねじれたり縮んだりを平気でするので、かがり中もおとなしくしてくれないんです。後から調べたところ、どうやら水で塗らしたりとかっていう方法があったり無かったりするようなのですがそんなことをしらないわけで…。

まあ、でもそんなこんなで苦労してできた一号…。
そう実は一号は、くみ上げた後にコンパスで穴を開けました、
その時にコンパスがうまくカットしてくれず結局失敗しまいた・・・。
それで、夜中の1時から再度はじめから作り直した結果が上のものとなりました笑・・・。

反省点としては、文具のカッターなどで革を切るとその一回だけで歯がダメになりきれなくなります。コレもあとから知ったことですが、革を切るには革包丁というものできるのが正しいらしいのです。お裁縫と一緒ですね。裁ちばさみできらないといけないと。


とまあ苦労した挙句どうにかできあがったので、以下の通りにラッピングして一丁あがりってなもんです。
PA230173.JPG

PA230174.JPG


このような革細工、以前からやりたいと思っていたのでさいとーさんの誕生日をきっかけとして取り組むことができて非常に感謝しております。
さいとーさんにも、使えるかどうかは別として、
(あ、でもシャッフルは一応入りました!!)
びっくりしてもらえたので良かったかなーと思っております。

全体的な反省点としては、革の取り扱い方の勉強不足(裁断・裏地やサイドの処理)、かがり方やかがった一番最後の処理の仕方などまだまだ学ぶことは多そうです。

投稿者 joypod : 2005年12月03日 11:53

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