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2006年01月28日

ご当地検定

いつもながらに重箱の隅をつつくようながらも面白度の高いエキサイトのコネタニュース。
今回の記事は、最近JOYPODの中で深く静かに盛り上がり中のご当地ブームを直撃するようなタイムリーでヒップなお話。

バラエティ豊か! ご当地検定が今ブーム

大分の検定ってあるのかな?
でも、実技でシイタケの収穫とかさせられたらどうしよう。

ともあれ、自分のルーツとか、歴史とかっていうのは、それを知ること自体が趣味じゃないとなかなかカジュアルに接するのは難しくなる。
(お勉強の匂いがしちゃうから)
そういうのをぴょいっと飛び越せるのが、「おもしろさ」のあるコンテンツの良いところなわけで。

ブームであっただけにもう随分と昔のことのようにも思えるWhiteBandも、この「飛び越える」のをやってのけたプロダクトだと思う。
考える、知る、というプロセスが気持ちいいほどに抜け落ちているアプローチは、現実に存在している問題に対する意識を高めるという意味では確かに問題かもしれないけれど、それでも「アメリカ発のカッコイイもの」が、よくわからないままに世界の「カッコイイ」のスタンダードとして流通してお金が動くっていう、資本主義ならではのマーケティングがないとうまく動くはずのないシステムを使って、WhiteBandは見事にお金を生み出したわけだ。(それが本当に正しく役立っているのかはわからないけど)
貧困問題への意識はほとんどゼロ、ただ、「なんかオレ意識高いかも?」程度のゆるーい気分と、マーケティングが生み出した強力なイメージ、100円玉3つ、そういうものを組み合わせて、瞬間的なモノだったけれども、超かっこいい赤い羽根は作り出された。
日本や他の先進国で「オシャレ」のために使われる300円が、他の国で困っている人たちの「ゴハン」の一部となる。
この価値転換がとても鮮やかな分、わだかまるものがないわけではないけれど、それでもおなかの空いてる人がゴハンを食べられるのなら、悪いことじゃあるまい。
(ただ、触れ込みにあれだけ力を使うのであれば、その後どれだけの結果を残せたのかを明示することにももっと力を使ってほしいけど)

話がそれたので元に戻すと、ご当地検定もしかり、授業内でのゲームもしかりで、体裁がカタいばっかりにとっつきがわるくなる物事があるのだとすれば、そこに「面白さ」に代表される柔らかさを持ち込むことは決して悪いことじゃないと思っている。「秋田なまはげ伝道師」なんてのは、まさにこの柔らかさで作られた検定であることが明示的なネーミングじゃないでしょうか。

投稿者 joypod : 2006年01月28日 17:19

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