« 対談企画「教育」 ( √氏 VS ふ氏 8月14日21時 編集:ふ) | メイン | 夜の人 »

2005年08月22日

ネズミが学習?

ここ一ヵ月前くらいから、さいとー家ではネズミを飼っています。
飼っている、といっても一時的なもので、
父親の仕事で使用する実験用のネズミです。

なので、ハムスターのような可愛いものではなく、
どちらかというと地下鉄などで見かけるネズミに近いです。
黒いのが3匹、狭いカゴの中でちょろちょろしています。

3匹を見ていて、「へ~」と思ったことがいくつか。

(1)飼い主への愛着
はじめはひどい臭いを放っていたネズミでしたが、
毎日母親が掃除をするようになって臭いも軽減されました。
母親は毎日2時間以上はネズミとたわむれています。
ここ最近、母親が覗き込むとここぞとばかりにカゴにぶらさがったりしてアピールするようになりました。
母親を喜ばせようとしているのでしょうか・・・?

(2)競争
(1)で“カゴにぶら下がって”と書きましたが、
当初、カゴにぶら下がれるのは1匹だけでした。
それが最近、もう一匹もできるようになったみたいです。
2匹で争うようにぶら下がってます。
そのうち3匹ともできるようになったりして。

(3)食料への執着
ネズミは基本的に何でも食べます。雑食です。
しかしここのところ、クッキーとか、甘いものを与えるようになってから、
普通のエサを食べなくなった気が。。。

…とまあこんな感じで、人との共同生活で知恵(というか慣れ?)を身につけてゆくのだなぁと感心。
人も同じで、どこか全く未知の世界に放り込まれた時、
試行錯誤しながら何とか適用しようとする。
それが“学習”に繋がるのではないかと思うのです。

「失敗や挑戦など、多くの経験を積んだ人の方が、あらゆる場面で対応できる。」
と、ついこの間、会社の人が力説していました。
そして、
「最近の人(若者)は、その経験が積まれないうちから方向が決められてしまっていて、特定の分野にはとても強いのに、別の要素に対応できない、考える力が養われていない。」
とも言っていました。

それを聞いていて、
「そのとおりだなぁ。」と納得、
「私やばいじゃん?」と焦り、
「そういうのが改善できるものが作りたいなぁ。」と何気なく思ったりしました。

未知の世界を体験することで、失敗や挑戦を繰り返し、成長していく仕組み

これを考えるには相当の思考力が必要かもしれないけど、
時間と労力のある時にでもぜひやってみたいですね。

(・・・とりあえずは、このネズミたちが去ってしまった後の人間の方も気になりますが。)

投稿者 joypod : 2005年08月22日 10:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://joypod.sakura.ne.jp/blog/mt-trb.cgi/28

コメント

コメントしてください




保存しますか?