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2005年08月17日

対談企画「教育」 ( √氏 VS ふ氏 8月14日21時 編集:ふ)

ブログコンテンツとして、ひょんなキッカケで生まれた対談企画。
第一回目のテーマは、【教育】です。
JOYPODも教育に関わっているということで、
メンバーが教育に関してどういう考えを持っているのか、
聞いてみるのもまた一驚、いや、一興です。
  
まずは、前座の雑談から。
雑談から、対談の空気が生まれてくる。
そういう意味では、雑談にも価値があります。


ふ: こんばんは。
√: こんばんは。
ふ: 時間だし、(対談を)始めようか。
√: ぼくはどっちでもよいです。あと、15分待ってみようか。
ふ: ちなみに、スペースワープはどんな感じ? (スペースワープ参照
√: あ、ハコ開けたら、意外とつくるの時間かかるって思って、一旦しまった。来週かな。
ふ: そっか。ははは。
√: でも、あれはたぶんオモシロイと思う。インテリアとしてもいいし。
ふ: 私も欲しかった。昔、電車が好きな人だったから。
√: 電車と関係ある?あ、レールってトコが似てるか。
ふ: そうそう、レール。
√: 電車、先頭に乗ってレール見てるタイプ?
ふ: 昔はね。
√: そうか、タモリと同じだ。
ふ: ははは。:最近は、先頭に乗るよりも改札に近いとこに乗るよ
√: それじゃ、フツーだよ(笑)。

ふ: ま、そろそろ始めますか。
√: そうしようか。
ふ: ちょっと雑談だけど、株は好調?日経平均も伸びてるよね。
√: 解散騒ぎでドカっと下げたけど、その後、持ち直した。っていうか、下げた時に買っとけば...
ふ: なるほど。織り込み済みだったわけだね。今後の節目は、9.11ですかね。
√: だろうね。織り込み済みというか、解散のあとに、景気に関する政府発表があって、
   それがめちゃ明るいっていう見通しだったから買われただけ。
   その発表次第では、どうなってたか、わからない。
ふ: なるほど。ちなみに、政権交代希望する?私は、今のところ現状維持が良いけど…。
√: う~ん。難しいねぇ。郵政民営化は、国がムダ遣いするお金を少なくするっていう意味では
   賛成だけど。かといって、それだけで選んでいいのか、とかさぁ。
ふ: そう。それはある今回の選挙で、また任期が更新されるし。郵政民営化は、すぐ決まりそうだもんね。
√: そうなんだよね。ホントに郵政だけがポイントなら、郵政法案が可決したら、
   もう一回、解散して欲しい(笑)。音楽性の違いにより解散します、とかさ。
ふ: ははは。
√: あれ?雑談ばlかりになってる?
ふ: でも、○○により、衆議院を解散しますってのは、ジャンプ放送局のページみたいで面白い。
√: あ、○○により、休載とか、そうゆうこと?
ふ: そうそう。休載の場合は、作者の都合によりってのが多いよね。
√: そうだね。
ふ: 【首相の都合により、解散します】
√: ははは。そりゃそうだ。
ふ: だよね~じゃ、上手く落ちたところで。
√: ほいほい。


さて、どこから「教育」へ切り込むのか。
雑談は時間だけ長く、拾えるものは少なく。
「教育」への切り口を、探り探り対談は進みます。


ふ: 「教育」に対する対談だよね。
√: らしいねぇ。
ふ: 最近、人に何かを教えるっていう機会が無くて、対談と言ってもあれなんですが、
√: ふむふむ。
ふ: 最も近いのは、演劇の稽古場での指導かな…何かある?自分の教育現場。
√: おっと、てっきり「教わる」ほうから来ると思いきや、「教える」ほうで来たか、さすがは、ふ氏。
ふ: あ、どっちでも問題ないよ。ちなみに、教わる方は、去年パソコン塾に行った時かな。
√: 教えるのは、バイトでちょっとやってた家庭教師かな。すごく向いてないと思ったけど。
   教わるほうは、今、リアルテキスト塾っていうのに行ってます…。前ちょっと話した奴。
ふ: リアルテキスト塾って、ネーミングが笑える。家庭教師は、私も一度やりました。
   なぜ、向いていないって思ったの?向いてそうだけど。
√: いや、僕はね、結構感覚的だから。人に伝えるのって、論理的じゃないといけないでしょ。
   なんというか、プロセスをいちいち説明するのが、なんか面倒になってくるんだよね。
   オレが解けるんだから、オマエもわかるよな?みたいな気になってくるんだよね。
ふ: ははは。俺、パソコンとか教える時そうだわ。特に。説明に書いてあるのに、
   ちゃんと読めよとか思う。年上の人なんだけどね。
√: なるほどね。ま、コミュニケーションも教育も、まずは「伝達」ってコトだけど、
   それだけなら、ホントは本だけ読んでりゃいい筈だよね、極端な話。
ふ: うん。
√: ちょっと飛んだけど、そこに「場」のチカラ的な何かがあるんじゃないでしょうか?
   …なんて、強引に話を持ってきてみた。
ふ: つまり、コミュニケーションに人が介在する意味、もしくは、効果みたいなトコロですか。
√: うまくはいえないけど、そうゆうことです。通信制の高校にも必ず年に何回かは
   スクーリングがあって、やっぱ、そうゆうモノなんだろうな、と思うわけです。
   Eラーニング業界にも一石を投じてみました(笑)。そこらへん、どう思う?


教育に、人という要素がいる意味。
人が介在しない、Eラーニングの価値。
その二つを並べ、対談は核心に迫っていきます。


ふ: Eラーニング。個人的には、あまり伸びない市場だと思っていたけど、企業研修では伸びてるよね。
√: そうだね。教育にもいろいろレベルっていうか種類があるんだろうね。
ふ: 企業研修は、そのコミュニティの人と別に顔を合わす機会があるから、
   Eラーニングでも存在できる気がする。
√: なるほどね。
ふ: たとえば、小学校でEラーニングがあったら、どうかな?
√: う~ん。小学校は向いてないんじゃない。たとえば、国語だったら、
   いかにうまく「ごんぎつね」を読むかが、ポイントでしょ?
ふ: そうだね。勉強のポイントは、先ず違う。でも、テレビで「さわやか3組」とかは見ていた訳です。
   道徳の時間に。
√: あ、見ていた。でも、あれは、ディスカッション用だったよ。
ふ: たしかに、先生が「どう思う?」って引っ張る、ディスカッション用の教材だよね。
   それに比べて、企業研修は先生がいない。
√: そうだね。そうなると、単純な内容にならざると得ないよね、コンピュータだと。
   暗記モノとか。っていうか、Eラーニングで道徳は学びたくない!
ふ: 人と人がいて、そこに起きる対話から学ぶことって多い。本とか映画とか見て感動することもあるが、
√: ふむふむ。
ふ: 生きる糧になるようなものは、無かったかな。
√: 生きる糧…ねぇ。
ふ: 言葉が違うかな。自分で感じて自分で考えることには、限界があるということです。
   他人がいると、何か違う発見があるんだよね。
√: 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」っていう言葉があるね。
ふ: うん。
√: 僕は、自分の経験だけじゃなくて、他人からも学びましょうっていう意味だと捉えてるよ。
   自分で感じて、自分で考えることには、限界があるっていうのと、近いじゃない?
ふ: うん。
√: で、でも、その「自分だけ」っていうのを補完するのは、本でも映画でもいいんだけどな。
ふ: 何かを読んで、その考え方を学ぶってのは、自分の解釈が介在するよね。
   その介在の余地が大きい勉強、英単語の暗記などは少ないと思うけど、
   価値観とかの議論だと他人の感想があると、より安全…、というか、面白い。
   狼に育てられた少女って話があったよね。
√: あったね。コワイと思ったよ。
ふ: 極端かもしれないけど、一人で勉強しない価値って、社会性の獲得にあるのかもしれない。
   社会性が養われた社会人では、E-ラーニングも市場が大きい。
√: その通りだと思う。社会性の獲得、なるほどね。社会性といえば、ひきこもりなんてのを思いついたよ。
ふ: そういえば、Eラーニングって、引きこもりの子にも勉強できるように…なんて発想もあったような…
   ナンセンスだね。
√: いや、必ずしもそうは思わないよ。というのは、社会性はEラーニングじゃ
   身につかない(つきにくい)だろうけど、いわゆる“お勉強”はEラーニングで出来るわけだし、
   それはひきこもりにも価値があることだと思うよ。
   要は社会性の獲得を、他で出来るかが、ポイントってコトかな。
ふ: 確かに。勉強できる環境があるってことは、Eラーニングの良い面だ。
   懸念があるとすれば、E-ラーニングのみで、学校に行くのと同等の教育ができていると
   思い込んでしまうことかな。
√: そうだね。
ふ: 社会性の獲得って、わかりにくいから。


社会性、という結論を得て、対談は着地点へ。
短いような長いような、実験的な約2時間。
最後に、対談後話。


ふ: ちなみに、最近、検定が流行っているじゃないですか。社会性検定って無いのかな?
√: ググったら2件出てきた。
ふ: なにやら、パッとしないね。
√: よくわからないね。あ、そうそう、ちょっと違うけど、「大人力検定」なんてのはあるね。
ふ: うん。なんか、コミュニケーションのクイズみたい(笑)。
√: あれは、オモシロイと思う。ま、正解があるってのがつまらないけど、正解の解説みると、
   納得できるのが多い。
ふ: そっか。コミュニケーションにまで正解があるってのも、何か気持ち悪いね。
   でも、正解があるのが、社会性なのか?
√: いやいや、セオリーを押さえた上で、それをいかに崩すか、それが………、落語家の上手い下手です。
   って、いうのは冗談で。
ふ: なるほど。セオリーね。
√: いや、その最大公約数的なところを知ってるっていうのが、ま、社会性っちゃ社会性なんだろうけど、
   やっぱ、人VS人だから、最大公約数だけじゃダメっていうことを知っているっていうのも、
   また社会性でしょう。
ふ: そうだね。社会性だけあっても、じゃあ、個性って何なのよって話になるもんね。

√: セオリーって、ま、いわば形式なわけだけど、演技の世界には、まず形式から入るメソッドと、
   感情から入るメソッドがあるらしいね。
ふ: 「スタニフスキー・メソッド」とかだね。身体の動きの特徴を掴んで、そこから入る。
√: いや、何を思ったかっていうと、ひきこもりが社会性を獲得するには、まず形式から入れ!ということ。
   つまり、とにかく、外へ出ろ!と。
ふ: ははは。
√: 結論としては、「書を捨てよ 街に出よう」ってコトだね。
ふ: そんな結論だっけ(笑)。

投稿者 joypod : 2005年08月17日 20:33

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コメント

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投稿者 emgfpt bockap : 2007年03月05日 07:10

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