2006年11月29日

ツナゲー in 早稲田大学

「ツナゲーを 使うと言って くれたから
 11月27日は ツナゲー記念日」

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ツナゲーが晴れて早稲田大学デビューしました。
天候は曇りでしたが。

今年の夏頃に、早稲田で教鞭をとっておられる先生が、
「ツナゲー」を気に入ってくれたのが、今回のキッカケです。
話が進んで、準備を進めつつ、当日を迎えました。

JOYPODからは、私とシマケンが参加。
私は大学に来るのも教壇に立つのも久しぶりで、
若者の温いパワーに押されながらの、
微妙に緊張した心持で教室にスタンバイしておりました。

授業5分前くらいに先生が来てご挨拶。
70人程の学生の皆様にも軽くご挨拶。
人前で声を発するの久しぶりだわ。、

90分授業で時間もないので、
さっそく机を動かして、キットを配って、ゲーム開始。
10グループで、各8人~6人という構成でした。

ツナゲーの詳細は ⇒ http://www.joypod.net/tunage-/

ゲームは3回行いました。
1回目・・・自由
2回目・・・「話す」こと禁止
3回目・・・自由(レビュー)
制限時間は各15分。

1回目…
なかなかルールを飲み込めてなかったようで、
戸惑っている班も多かったです。
中にはチーム内で競争しているグループも…。
ルールの把握が弱かったのが原因だと思いますが、
つながりの数は非常に少なかった回でした。

2回目…
話すこと禁止でしたが、なかなか静かにならず…。
さすが、大学生は元気です。
静かになってゲームも淡々と進みましたが、すぐに随所で笑い声が漏れ(笑)。
良くある反応です。喋ってはいけないって日常では無いことなので面白いんですよね。
筆談をしているチームもチラホラと。
コミュニケーションに制限があった回でしたが、ルールを大方把握できていたこともあり、
全てのグループでつながりの数は1回目より増えました。

3回目…
この回は、自由に置いていきました。
将棋の見直しの感覚です。
各班、最適なつながりを模索していました。

そんな感じの45分。
全体的に、楽しくツナゲーをプレイしてもらっている様子でした。

ふりかえりは、先生主導で行なわれました。
主に、コミュニケーションに関する事項です。
その後で、私たちも少し話をさせてもらいました。
ツナゲーを作成した経緯や意図などを説明した上で、
カードに名前をつけた?リーダーが生まれた?と問いかけてみました。
…が、なかなか応えてくれる学生が少ない。(慶応と早稲田の壁か!)

思い起こせば、私が学生の時も発言するというのは難しかったかな。
特に、70人の比較的人数の多いクラスでは難しいか。
学生との距離感を掴む、良い勉強になりました。(反省)
次回につなげましょ。

でも、アンケートはしっかり書いてもらって、
比較的、ゲームを通して結構多くのことを感じてもらったようです。

面白いことが一つ。
2年前にも慶応大学で同じツナゲーを行なって、今回と全く同じアンケートをしたのですが、
回答内容は、今回の早稲田大学とほぼ同じでした。
色々と状況は違うはずなのですが、ゲームが発信するメッセージは、
あまり変わらないのかなと感じました。
(慶応大学のアンケート結果は ⇒ http://www.joypod.net/tunage-/tunage-furikaeri2.html
 早稲田大学のアンケート結果は、今のところ載せられなくて残念です。)

最後に一つ、興味深かったこと。
先生が出席確認の代わりに出題した質問です。
「今日のツナゲーの感想を、575(短歌)にしなさい。」
90分の授業を17文字に凝縮させる挑戦的な質問ですが、
端的に学生の感じたことが伝わってきて、非常に効果的だと思いました。
回答内容も面白い。(出席チェックには最適な方法ですな。)
データ分析に、この手法が使えないかな~とか思いながら、
教室を後にしました。

そんなわけで、冒頭の57577なのです。
これが言いたかった。長かった。

ツナゲーをプレイしていただいた早稲田大学の学生のみさまな、ありがとうございました。
「つなげー2」を作りたくなったなぁ。

投稿者 joypod : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月09日

○ + ○ = JOYPOD

「いちタスいちハ、に。にタスにハ、よん。」
そんなことを口ずさみながら、幼稚園に通う子供だった。
そして、ちょうど 4096+4096=8192 になったときに、
幼稚園に辿り着くってな感じである。
だから、残念ながら私の暗算は4桁止まりの頭になってしまった。

ただ、幼稚園からこんな感じで数字になじんでいたから、
小学校以降も数学だけは得意だった。
といっても、記号としての数字は幼稚園で飽き、
数学を絵(イメージ)に描いて解くのが好きである。
それは、今でも変わらない。

大学に入ってからの数字の付き合いは、
データ分析くらいだろうか。
中でも、クラスター分析まで分析すると結構面白くて、
大学生の飲食の趣向など分析すると、
およそどんな商品に需要があるのか考察できた。
現在、仕事でデータ分析は役に立ってはいないが、
JOYPODでゲームを作る時には、自分の頭の中ではクラスター分析脳が働いている。
作ったゲームがどれ位「興味をもたれるか」は、
大方予想できるし、今のところその範疇内だ。
だから、ゲームをコントロールできる。

でも、それだけじゃある程度興味深いゲームは出来るけど、
“残るゲーム”は難しいかな?とも思い始めている。
(ま、それでも子供から面白かったよんという手紙をもらうと、嬉しいけどさ)

最近、スーパーマリオというゲームを調べてみた。
チーフDの宮本氏は芸術学部出身だそうだ。
テレビゲームとカードゲームでは違いがあるが、
普遍的なゲームを作るには、
世界を描く素養(もしくは、視点)が必要なのかもしれない。
でも、私は4桁止まりの頭なので、
ミリオンの視点で物を考えるというよりむしろ、
他の方法が良いのかもしれない。

一方、JOYPODのメンバーを見渡すと、
私以外は数学がデキナイ人ばかりである。
もちろん、デキナイと言っても足し算が出来ないわけではなくて、
いわゆる苦手なのだ。というより、奥手なのだ。
でも、自らルートと名乗る面白い人もいる。

だから、どういう風に頭が働いているのかわからないが、
他のメンバーのゲームの作り方は、私とは全く違って、最初に最後のイメージが出てくる。
そして、面白そうだから作ってみよう!という感じになる。
でも、途中でゲーム性が破綻して躓くことが、オールウェイズ。
躓くまでは、私はミーティングを見守っていることが多いが、
時間的に厳しくなってくると、数学脳で案を出す。
そしたら、ある程度の形にはなる。

でも、それでは結局4桁止まり、
いや、制作の順序がチグハグだから、3桁程度のゲームになってしまう。
(と、思っているのは私だけかもしれないけど。)
一応形にはなるけど、あまり良くないのではなかろうか。
そうして出来たゲームは、一度“壊す”必要がある。
壊して、最初にイメージできた着地点に向かって、再び飛ぶ作業をする必要がある。
いま、「24時」はそういう段階なのかもしれない。
(だから、まだダウンロードできない、ということにしておこう。)

私は、“最後のイメージ”から入る方法でゲームを作ってこなかったが、
次は、“最後のイメージ”から入るゲームが出来るだろう。
といっても、“最後のイメージから入るゲーム”ではない。

全く関係ないが、

上戸         :元気ハツラツぅ?
ゴルバチョフ書記長:「         」

の場合、「 」には、何を入れたら良いだろうか。

投稿者 joypod : 19:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月16日

3月のWSCに向け、着々と

準備中。

WSC(ワークショップコレクション)とは、
子供達をターゲットに、面白い且つ為になるワークショップをする、
まあ、一種の祭りです。

去年うちらはWSCで「つなげー」を出しました。
初めて子供に対してデモンストレーションしましたが、
プレーヤーが子供といっても、大人と結構反応が似ていて、
意外に思ったのを覚えています。
もっと感覚的に遊ぶのかと思いきや、
頭で考える(計算好きな)子も多い。
没頭感は、半端なく子供の方がありましたけど。

今年は、新作を出す予定です。(候補が3つもある…)
子供の心をバッチリ掴んでやりましょう。

懸念が一つ。
WSCは今年、秋葉原のダイビルで開催するみたいですが、
新築ビルで有難いと思っていたら…。
スペースが、とて~も狭いじゃない。
(去年の半分くらい?)
アパートの一室くらいで、あまり動き回れない。
(候補の一つ、はい消えた~)
人口密度が高くなると、落ち着いてゲームできないので、
没頭感が損なわれるのではと、心配です。

場所的に秋葉原はテレビゲーム店が乱立しているから、
WSCが面白くないと、子供の心はそっちに行ってしまいます。
(そして、大人の心はメイド喫茶へ。)

ゲーム自体には、問題ないんだけどね。

そんな感じで諸々準備中です。
新年明けたと思えば、もう2月も半ばだから、
本当に時間が流れるのは早い。
早すぎて、「エッセイ次お前だよ」と言われた時は、
え?もう?という具合です。

WSCまでも、あっという間でしょう。

投稿者 joypod : 23:46 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月08日

2014年未来の旅

http://probe.jp/EPIC2014/

ITの未来(笑)。
ちょっと前に話題になったFLASH。
横浜トリエンナーレでも似たような映像があった。

投稿者 joypod : 12:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月21日

イサム・ノグチ展

芸術の秋。
東京現代美術館でイサム・ノグチ展をやっております。
木場の爽やかな空気を吸うのも、良いものです。

なんてオチには、しません。

例えば、イサム・ノグチ展をSM風に紹介すると…


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イサム・ノグチ展とお読みっ。


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三角にお乗りっ。(公園の遊具です)


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三角の中にお入りっ。


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…。


「もういいだろ?」
「何が。」
「…ペヨンジュン、とか。」
「とか、って…」


イサム・ノグチは、本来芸術家。
ただ、公園の設計や遊具、また、日常の家具に至るまで、
生活に近いところでの創作も行っている。
特に家具は、一部のマニアに大人気。

上の赤い三角形は、オクテトラという公園用の遊具。
外は平面で構成されているが、内部は球面。
実際に中に入ってみると、予想以上に動きにくい。

北海道に、彼の設計した『モエレ沼公園』が、今年完成した。
上記の遊具のほか、ブランコもある。
野球場、テニスコート、野外ステージ、陸上競技場、ピラミッドのようなもの…。
全て、イサム・ノグチがデザイン。
普通じゃない面白さ。

北海道の空気を、吸って来い。

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