2006年10月05日

第九回 Miniature photo

最近広告などでもよくみるようになった、

「よくできてるなこのミニチュア~」
「あれ?よくできすぎじゃね?」

的な会話を呼び起こす話題のミニチュア写真。
その火付け役というか、今注目の写真家が本城直季という人。

実際にこの写真をとるのに必要なものは、主に忍耐力であとはそれなりのカメラがあればよいらしい。

自分もとってみたいがそのようなカメラもないし、
根本的な撮影の基礎能力が低いので今はできない。

なので、パソコンで捏造してみようと考えた。
(まずはなぜああ見えるのかを考えるためにです。ずるじゃありません。)

例のごとくgoogle様で検索すると、出てくる出てくる…。
特にこのサイトは詳しい。

まあ簡単に言ってしまえば、
①俯瞰視点の写真を用意する
②その写真のコントラストと彩度を高くしてはっきりした画像にする
③対象となる中心を決め、周囲をぼやけさせる(被写界深度を浅くする)

これだけ。

まあでもこれだけのことをフォトショップでやるのは、
先ほどのリンク先の説明を読んでも結構大変。

そこで、こんな便利なものを発見!
ToyImage(リンク先の「ここに置いておきます」からダウンロードできます。)

このソフトに写真をぶち込んで、チョイチョイっとやれば
あっという間に本城直季風の画像が出来上がり!

出来上がりはこんなかんじ。

作例1 作例2 作例3

うーん、かなりいい線行っているとおもいます。
でもやはり写真でとってみたいですね。

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2006年08月25日

第八回 Novel

さて8回目になる「学ぶ人」ですが、
テーマは「Novel (小説)」です。

最近、「博士の愛した数式」と「東京湾系」という本を、
Yonda?パンダが欲しいために読みましたが、まあ普通に楽しめました。


で、この2冊に加え「黄泉がえり」も現在読んでいるのですが、
今私が思っているのは、「この程度ならかけるんじゃないか?」ということであります。

現在私は仕事の中で、
成功する商品作りのコツを研修で受けています。
まだ序盤ではありますが、(先生の通りに全てうまくいけば)
確かに成功する商品が作れるようです。

何が言いたいのかというと、
小説も本になって商品として流通するものである以上、
同じような姿勢で作る(書く)ことができるんじゃないかと。

大まかに言ってしまえば、以下の4点を満たしたものを作る(書けば)売れるはずである。

①消費者(=読者)の未充足で強く求められているニーズに応えている
(生活上の問題の裏に潜んでいることがある。)

②過去に取り扱われたことの無いものである(新しいジャンル・テーマとして代表的な存在となる)

③長期間愛されるものである(長期間読み継がれ、愛される)

④消費者に欲しいと思わせられる力があり、買った後に良かったと思わせられる力がある


ではここで、過去の売れた商品(小説)について触れてみよう。

●「世界の中心で愛を叫ぶ」
④の買う前に欲しいと思わせる力はとてつもないものがあった。
勝手からも、満足度にばらつきはあったがおおむね高かったように思われる。
映画化されヒットしたことは記憶にあたらしい。
ただし、②③については十分は力を持っているとはいえない。

●「燃えよ剣」
①②③④の全てをクリアーしていると思える作品。
え?ただ僕が好きだからだって?(笑
それは否定しませんが、冷静に見てもドラマや映画で常に参考にされ、
作者亡き今も多くの読者に読み継がれており、
新撰組の面白い話が読みたいという読者の気持ちに、
一陣の風が吹き抜けるような「読後の爽快感」という形で応えている。
「熱さ」に欠ける現代人が心のどこかでもとめる、
「強い生き様」を見事に描いた大作といえる。
(ほめすぎた…)

●「大地」パールバック
②③については言うまでも無い。
世界30カ国に翻訳され、今尚読みつがれる大著である。
ただ、これだけの大著なのに映画になっていない。
現在の「ヒットした小説⇒映画化」の流れからすると、
とてもドラマチックで映画向きなのになぜ映画化されないのか疑問が残る。
それはもしかしらたら、現代の人にとってこの商品自体及び映画化された場合のものに、
①や④の力があまりないからなのかもしれません。

といつまでも例を挙げているわけには行かないのでここまで。


とまあ例も3つしかあげられていないが、
ポピュラーな作品は必ず上記の4項目のうち2つ以上クリアしている。
じゃあ最低2つの項目が満たされた物語を作ってみればいいんだ!

…まてよ、上記の項目を満たすということは成功する条件なだけで、
手段とか方法ってのではないよなあ…。
ということは、上記の項目を達成するための手段を考えなきゃだめだ!


…、うーん道のり長なそう…。

よしではひとまず今回私が目標とするラインを設定しよう!

「独特なテーマを扱った、現代人の深層心理から汲み取ったニーズを
体現した作品を作る。」

まずはこの目標を掲げて動き出してみよう。


…、できるのか?今後乞うご期待…。
(初めての企画倒れか…。)

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2006年07月15日

第七回 Test of World Heritage Study【結果発表】 

おまたせしました。

ということで、
PA0_0008.JPG

まずはブロンズ獲得しました~!!


6割正当でゲットなのでまあわりと確実。
次は8割正解してシルバーげっとなり。

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2006年07月05日

第七回 Test of World Heritage Study

去る6月18日、記念すべき「第1回世界遺産検定」を受験してまいりました。

場所はここ!
PA0_0004.JPG
早稲田です。

昔姉の卒業式に行った以来?
広いです。SFCと違って大学っぽいなあ。

しかしそれほど受ける人は多くないのではないかと思いきや、
この早稲田の校舎を使い切っている感じがあったけど・・・?

試験終了後はこんな感じでした。
PA0_0003.JPG


さて、肝心の試験の中身はといいますと、
世界中の世界遺産の名称や付随する知識をマークシート方式で問われる、
文化史寄りの世界史のセンター試験みたいなものです。

試験自体は詰め込んだ知識を聞いてくるものがほとんどなのですが、
この検定は検定に合格することよりも、その過程がとても大事な気がしました。

世界遺産というものに付随する諸々の問題を知ることで、
「世界遺産」というものがが、単なる観光名所ではないことを知ることができます。

たとえば、それは世界遺産に認定されなければ人為的に破壊されてしまいかねなかったり、
また風化や自然災害で消えてしまうかもしれないものもあります。
そして、原爆ドームやアウシュビッツなど忘れてはならぬ
「負の遺産」としての価値を持つものもあります。

また、世界遺産は各国の推薦をうけて、
ユネスコの世界遺産委員会の調査の結果を経て登録されますが、
登録されたことによって遺産の保護をユネスコがうけもつわけではありません。
登録をした国が責任をもって自国の法で守り、修繕・維持をしていく必要があります。
こういった点において、開発途上国によっては保護のための費用や人材が不足していたり、
アフリカの国立公園などでは今なお不法なハンティングや、
民族間の紛争等の問題に直面しており、
多くの遺産地域が「危機遺産」として二重に登録されています。

危機遺産の特異な例としては、
ドイツの「ケルン大聖堂」が完全性の喪失(高層ビルの建設による景観の悪化)などで、
危機遺産に登録されています。

綺麗だなー、すごいーなとただ漫然と感動するのも大切なのですが、
その奥にある「現実」を知ることができたことは大きな収穫だったと思います。

今回の試験の結果はまだ分からないですが、
今後も勉強を続けて行きたいと思います。
ひとまず日本の遺産は全てまわりたいなあ。

オマケ:
2007年に登録予定の石見銀山は、
遺産になってからだと込み合うので、今が行き時だと思います。
是非行ってみてください。島根県です。

あと、富士山は登山者が多すぎることもあって、
世界遺産に「自然遺産」としての登録はできませんでした。
そこで今後は、古来から霊山として日本人の信仰の対象になってきた
「文化遺産」として登録を働きかけるそうです。
なかなかそれは良いアイデアかなあと。

(※世界遺産の中には、人間の創造した「文化遺産」と、
自然独特なものである「自然遺産」という2つの区分があります。)

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2006年05月11日

第六回 Silver Accessary

前回の革で作った、ipodシャッフル入れに続く手作り系プレゼント第二段!
迷惑も顧みず、自分の好奇心のみを原動力に作ってみました。

シルバーアクセサリ!

では早速、作業工程を見ていこう。

まず買ってきたのは、ハンズで売っているシルバークレイセット6000円。
粘土も入っているので、まあはじめるにあたっては適当な値段。
(類似商品の中では最安値)
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①粘土をこねます。
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始めは少し硬いので、細工しやすいようにやわらかくこねます。
消しゴムのカスで遊んでいた授業時間を思い出します。

②型を作ってみます。
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ネックレス用のモノを作るのですが、自分の思っている形になかなかできないので、型を作るべく木の板を掘ることに…。

で、こうなった。
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そして、こうなった。
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掘りが薄かったり雑だったりで、結構修正が大変だった…。
まあでもどうにかこうにか次の工程へ。

③徹底的に乾かす
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4・50分ドライヤーで徹底的に乾かす。自然乾燥ならば、一日かかるらしい。

④研磨する
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やすりや目の細かい紙やすりなどで削る・研磨する。

・・・、ここの過程で失敗の連続。
研磨中に一部が欠けること3回。そのたびに破損箇所に水で溶かした粘土を塗って接着。そして再度乾燥させて、研磨する。

⑤焼成
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ガスコンロで、数分焼く!最初余分なものが燃えるので、ちょっと大きな火が出る。

⑥放置
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焼成した熱を逃がすために休ませています。


⑥焼成終了⇒研磨第二段
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焼き終わったら、表面に残ったものを磨いて落とします。
さらにピカピカになるクロスで磨き、かなり銀ぴかになります。

⑦いぶし
キットの中にいぶしセットも入っていたので、どうせだからやリます。
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温泉の匂いが漂います。(成分は同じだそうです)

で、こんな感じに。
060416_0352~0002.jpg

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で、完成
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一応できました。
もっと作りやすいものをやっていれば、短時間に簡単にできたかもしれません。
誰にでもできます。アクセサリ好きの方は是非やってみてください。


最後に、このネックレスのシルバーは一体何の形をしているでしょうか?
(ティラティラティラティラティラティラリー  from世界不思議発見)

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2006年02月24日

第五回 KABUKI

東京で歌舞伎を見るといったら東銀座にある歌舞伎座なのでしょうか。
昨日、母親が当てたタダ券で歌舞伎を観覧してきました。
一度行ってみたいなとおもってはいましたが、値段と銀座というなかなか行かない場所ということもあり、
「このままだと一生いかないかな」と思っていたところだった。

会社を少しばかりはやめに上がり、向かうは東銀座。
地下鉄一本でいけるのはよかったが、駅についたらびっくり。
地下鉄の出口階段で長蛇の列…。つっつかれたのか、
あんちゃんが後ろの男の人に食って掛かって一触即発の様相が見られるような人・人・人…。
しかしよくみると、大半がおじい様おばあ様。
この東京で、ひしめくように人がいるにもかかわらず、
一人一人の動きがやたら遅い(笑)
混雑しているのに、なんとなく平穏な(さっきの人たち以外)感じがちょっとしました。

どうにか混雑した階段をぬけると、目の前に歌舞伎座の正面が現れます。
近くによると、さすがにすごいインパクトです。

歌舞伎座10.jpg

この辺もしっかり昔とは様相が違うようで、この歌舞伎座以外は全て大きなビルが立ち並んでいます。
往時のこの周囲の様子を想像するのは難しいのかもしれませんが、
ここが大正時代以降市民の娯楽の殿堂であったことは間違いないのでしょう。
それが、いまだにこうやって多くの人たちに支持されて残り続けていると考えると、


感慨深いものです。

で、歌舞伎鑑賞のために私も準備をします。
まずは中で飲み物を買うと多分高そうなので、自販でお茶をゲット。
歌舞伎でお茶とえば、これです。
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そして、650円で解説が聞けるイヤホンガイド
(解説の電波をキャッチする機会とイヤホン)をかりて乗り込みます。

劇場内に入ると目に入るのは、赤い絨毯。
歌舞伎座7.jpg

昔国会議事堂の社会科見学で見て以来の良さそうな赤絨毯でした。
確か良いじゅうたんは、少し赤黒い波模様のシミができるのですが、
ここの絨毯にもしっかりできていました。
内装は、大正ごろに立てられた感じが伝わってくる趣のあるつくりでした。
パリでオペラ劇場をみましたが、
なんとなく構造の雰囲気は似ているものを感じました。

舞台を中心にコの字で廊下が作られており、各階にお弁当やお菓子を売っているお店、
料理屋さんに休憩所やロッカーなどが配されております。
さらに一階には名店街のようなものもあり、高級なお土産やお買い物もできてしまいます。
入っている飲食系のお店も吉兆が入っていることからも分かるように非常に高級です。
一階・二階のセレビリティーは、開演前にお弁当やさんにお弁当を予約して、
2500円位する幕の内弁当を召し上がっていたようですが、
私は思い切って900円の寿司弁当を…。
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までも、これで十分に雰囲気は味わえるので十分なわけです。
さらにすごく気になっていた、たい焼きやさん(ちゃんと焼いてる)で
一尾買ってみたのですが、コレが絶品!!!
生涯で食べたたい焼きの中で一番うまいんじゃないかといううまさ。
薄皮で、カリカリ触感の表面とやわらかい皮の内部。
そして適度に甘いあんこと紅白の白玉!!最強!!!
残念ながら店の名前失念…。

ちなみに私はこんな感じの席で見ていました。

歌舞伎座2.jpg

舞台はよく見えましたが、肝心の花道が一切…。
しかし以前、シカゴを有楽町の劇場で見たときは一番端で、
舞台で何をやっているのか半分ぐらい分からないという有様だったので、
それよりはよかったかなと…。

と、なんとなくサイド話をしてしまいましたが、そろそろ中身の話を。

今回の演目は、
①「梶原平三誉石切」
②「京鹿子娘二人道成寺」
③「人情噺小判一両」
えーと内容については、この辺みて。(笑

チョー簡単解説でいけば、
①源平合戦時の武将梶原平三景時がどれだけ優れた人物かを讃えるいい話。
⇒典型的な歌舞伎(カトちゃんのネタっぽやつです)
②「道明寺もの」といわれる、道明寺の鐘にまつわる愛憎劇?
⇒白拍子役の二人の役者が披露する踊りがメインのダンス劇
③江戸時代の町人と武士が織り成す深い人情劇
⇒作られたのが昭和初期ということもあり、その当時の社会状況を反映させた
笑いどころと感動どころがしっかり入った一番分かりやすい劇(時代劇っぽい)

ってな感じ。

①は期待通りでたのしめましたが、②はちょっと踊りが多すぎて眠くなりました…。
③は役者同士の会話のやり取りが、頻繁に笑いを誘うようなつくりになっており、
そして最後には物語りを通して伝えたい核をちゃんと見せてくれる、
分かりやすく楽しい作品でした。

そして、開演中最初びっくりしたのですが、
役者がいい演技をしているときに、客席から
「大和屋!!」とか「播磨屋!!」「高麗屋!!」などと
威勢の良いおじさんの掛け声がかかってくるのです。
初めて聞いたときはびっくりしたのですが、
この掛け声結構タイミングがあって、
役者がしゃべる前とか演技の邪魔にならないタイミングで言わなくてはいけないらしくて、
多分掛け声をかけている人は、何十回何百回と見ているんだろうなあと。
調べてみたところ、こんな感じで色々と覚えることやご作法があるようです。

もし歌舞伎以外の演劇でこんなことをやったら、
会場外に出されてしまいそうですが、
演者と観客一体となって楽しむ江戸時代から続く
「エンターテインメント『歌舞伎』」ならではの楽しみ方なのでしょう。
しかし、おじさん達も役者顔負けのいい声をしていました。

幕間も含めて4時間が過ぎて帰途につきました。

歌舞伎座3.jpg
夜はこんな感じ。

見終わってじっくり考えました。

歌舞伎って、楽しむべきは確かにストーリーなのですが、
それに加えてそのストーリーを「どんな役者」が「どんなアレンジ」で
演じるかが大事なようです。
道明寺も色々なアレンジがあり、役者ごとに演じ方が千差万別であり、
お客は同じ演目でもまったく違った楽しみ方ができるわけです。
もちろん、シェークスピアの作品などでも同じことがいえることですね。

確かにこれは、演劇だけでなく様々なエンタメメディアで行われていることですが、
原作アレンジのオリジナリティがどれだけ巧妙にできているかが
とても大事になってきます。ただ変えればよいというわけではないでしょう。
オリジナルのストーリーが伝えたい核は残しつつ、それをどう伝えるか。
その伝え方のアレンジに多くの作家や役者が苦心してきたのでしょう。
「オリジナリティ」とは、何をどの様にフィーチャーして見せるかが大事だが、
それは要するに、「お客さんが何をみたいのか?」、
「お客さんが見て何がうれしくなっちゃうか?」をよく考えることなのかなと、
歌舞伎を見てそう感じました。


数百年の歴史を持つ日本古来のエンターテインメントとして、
多くのお客を楽しませ、お客の要望にこたえてきた歌舞伎だからこそ、
今でも多くの人を楽しませることができるのでしょう。

今改めて、歌舞伎に習うことは多いといえましょう。

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2006年01月15日

第四回 BOULDERING

あけましておめでとうゴザイマス。

新年最初の学ぶヒトは、ボルダリングです。

NHKの新春ドラマ「氷壁」でも、その劇中に幾度も岩ののぼりをするシーンがでてきますが、
あの岩登りを想定した室内訓練用に作られた壁を、素手の力を使ってよじ登っていくスポーツをボルダリングといいます。

都内にも各所のジムがあり、あなたの街でもすぐに体験することができます。

私が以前体験したのも、恵比寿の小さなビルの地下にあるとても小ぢんまりとしたジムでした。

このボルダリングというスポーツ、ただ壁を好きなように登ればいいというものではない。
簡単なルールがあります。それは、左右の手を置く順番が決まっており、その通りに手を進めていくというものです。
上記リンクの写真にも、突起の横に小さなシールが張ってあるのが見えると思いますが、そこに手順が書いてあります。
あとは、その手順どおりに手が動くよう、全身を上手に運んで行きます。

そう「運んで行く」のです。単なる壁のぼりと思って侮る無かれ、とても奥深い。
まず、腕の力は確かに必要なのだが、大事なのは「足」の配置。
次の一手をより確実とするために、左右の足をどこに持っていけばよいのか、
それを間違えるとたとえ手が届いても、その後の踏ん張りが利かずに滑ってしまいます。
足の配置をよくしただけで、さっきまで苦しんでいた場所がいとも簡単にクリアできてしまいます。

そして、「頭」をつかうことが大事。
足の配置、手順の確認、体の持って行き方、すべて頭で考えながら進めていかねばなりません。
両手両足を踏ん張っているところで、じっくり考えていると正直つらいです。
そこで登り始める前に、ルートの確認をして攻め方を考えた上でアタックします。
そう、これって本当の登山と同じ過程を踏んでいることになります。
エベレストやK2など、世界の最高峰に挑む人たちから、素人でも登れる2000メートル級の山々も、
まずは自分のルート確認が肝心。
自分の力量と、それにみあったルートを把握しておかねばすぐに足元をすくわれてしまいます。
そんな疑似経験が、恵比寿の地下で味わえるのです。

登山は良く仕事とか人生にたとえられますが、
まさしくその通りで、自らが進もうとしているルートと己の現状を良く理解した上で、
確実に進んでいかねばいつか隙が生じて転落してしまいます。


都会にあるジムで、あなたも腕をパンパンにさせながらこれからの人生についてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

今回ボルダリングを体験したジム: vertical climbing zone J&S

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2005年12月03日

第三回 Original Present

もう12月に入りました。
年の瀬迫る今日この頃皆さんどのようにおすごしでしょうか?

さて、年末というと(世の中的に、経済的に)一大イベントである、
クリスマスというありがたい西洋のお祭りがやってきます。
サンタさんが良い子たちにプレゼントを配る日です。
良い子にしかプレゼントは来ないので、皆さん是非良い子にしていて下さい。
まあ子供じゃない人はどうでもよいです。

というわけで、サンタさんからのプレゼントが望めない大人たちは、
お互いにプレゼントをし合って慰めあわなければなりません。
そんな、プレゼントにあなたは何を選びますか?

プラダのバックですか?任天堂DSですか?岡本太郎の太陽の塔ですか?
どんな贈り物でも、贈り手の気持ちが入っていればなんでもすばらしいものに変わります。
しかし、もしその贈り物が手作りだったら、
どれだけ「作る人」にとっても楽しいプレゼントにかわることでしょうか。

確かに、手作りのプレゼントは決して「すばらしい!」といえるモノにはできないかもしれません。ただ、それはもう分かっている前提で、プレゼントをするというイベントでの最大多数の最大幸福を得るための手法として手作りのプレゼントを作ろうと考えて見るわけです。
どんな高価なプレゼントで、どれだけ気持ちをこめても、贈られた人にとってドンピシャな贈り物でなければなかなか「ウレスィー」と思ってもらうのは大変です。
だから、このプレゼントを贈る・贈られるというイベント全体を盛り上げる一つの手法として、チャレンジングな手作りプレゼンをつくり、贈るということを皆さんに是非お勧めしたいわけです。その人の得意ジャンルというより、やったことのないようなチャレンジングなことをやるほうがより効果的であると私は思います。

前置きが長くなりましたが、この「チャレンジングな贈りもの」が今回の「学ぶ人」のテーマです。そして、このテーマのなかで作り上げたプレゼントが、「革製ipod shuffle入れ」であります。

それではこの「革製ipod suffle入れ」の製作過程をご覧下さい。

このプレゼントは、さいとーさんの誕生日のために作られたものです。
さいとーさんはもちろんシャッフルを持っているのですが、
当の私は持っていません…。なので、シャッフルの尺を知らないと作れないので、
材料購入のために新宿へ出向き、帰りにベスト電器によりシャッフルをコレでもかと触り倒し、親指と人差し指に大体の尺(公式HPに載っていない部分、例えばボタンの大きさなど)をペンでマーキングしてきたりしました…。

さて、道具は以下の通りそろいました。皮も薄くて加工しやすいもの、加工する道具は良く分からないので使えそうな文具をゲットしてきました。
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まずは、型紙を切り、その通りの大きさに革を切り出していきました。
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生まれて初めて丸型カッターを使いましたが、すごく切れます!
ちょっと楽しいです。
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そして次に、コンパスカッターで、円を切り取ります。
実は、シャッフルの操作部分であるボタンの部分を切り出そうとおもったのですが、
実物が無いと多分というか絶対ばっちりの位置に穴をあけられないと判断し、
ボタン部の穴空けはあきらめました。
しかしその代わり、ヘッドホンをつける部分を空けなければいけないことに、
その時気づき、それなれば多少大きめに空けておけば問題は無いということで、
そちらの穴をあけることにしました。
このカッターも綺麗に円がかけて楽しかったです。

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と、そうこうやっている内に完成~!!
PA230172.JPG
・・・って飛ばしすぎ 汗?
いや、上の穴空けの作業の後、ハトメ抜きで小さな穴を開けて革紐で入れ物の周囲を皮ひもでかがりました。この作業がしんどい…。
てかまず、皮ひもの太さに対してハトメ抜きの穴が小さくて二連で空けねばならなかったため苦労が倍に…。そして革のカガリがチョー大変。
革ってねじれたり縮んだりを平気でするので、かがり中もおとなしくしてくれないんです。後から調べたところ、どうやら水で塗らしたりとかっていう方法があったり無かったりするようなのですがそんなことをしらないわけで…。

まあ、でもそんなこんなで苦労してできた一号…。
そう実は一号は、くみ上げた後にコンパスで穴を開けました、
その時にコンパスがうまくカットしてくれず結局失敗しまいた・・・。
それで、夜中の1時から再度はじめから作り直した結果が上のものとなりました笑・・・。

反省点としては、文具のカッターなどで革を切るとその一回だけで歯がダメになりきれなくなります。コレもあとから知ったことですが、革を切るには革包丁というものできるのが正しいらしいのです。お裁縫と一緒ですね。裁ちばさみできらないといけないと。


とまあ苦労した挙句どうにかできあがったので、以下の通りにラッピングして一丁あがりってなもんです。
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PA230174.JPG


このような革細工、以前からやりたいと思っていたのでさいとーさんの誕生日をきっかけとして取り組むことができて非常に感謝しております。
さいとーさんにも、使えるかどうかは別として、
(あ、でもシャッフルは一応入りました!!)
びっくりしてもらえたので良かったかなーと思っております。

全体的な反省点としては、革の取り扱い方の勉強不足(裁断・裏地やサイドの処理)、かがり方やかがった一番最後の処理の仕方などまだまだ学ぶことは多そうです。

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2005年10月03日

第二回 love song

大学の先輩が結婚するので、詩を書いて歌でも歌って…、
などといういわゆる一つの、しんがーそんぐらいたーでは私はないわけで、
だから未体験を経験して学ぶこの企画では敢えて書いてみようかと。

今回はまず詩を書く。というか書いてみる。

…、で書いた結果が以下の通り…。

【サビ】
あーりーがとー(う)
2人(ふたーリ)想いー出ーのー街
これからは、ずっと、同じ道歩いて行ける(ゆっくり)

そして今日この日から、
今まで以上に嬉しい毎日
綴って行くよ
君との未来

あーりーがとーう
いままでの楽しいー日々

そしてまた、

連れて行くよ
どこまでも

・・・なんとなく小学校の合唱で歌うような歌の歌詞な気がする…。
なんということなしに始めたのだけど、サビから考えるのはあっているのだろうか?
まあでも、歌で一番重要なのはサビの部分だから
サビのメロディーや歌詞は一番初めに思いついても罰は当たらないかなと。

うーん、でもそれっぽい(結婚とか恋愛とか)歌詞を書こうとすればするほど、
聞いたことあるような陳腐な歌詞になる…。
ダイレクトすぎる気がする。
もっと、オブラートに包んだ外角高めから内角に切れ込んでくる変化球のように、
「そうくるか!」的な歌詞がいいんじゃないかなとおもった。


私は替え歌が得意だった覚えがある。
あと、校歌をロック風に歌ったり演歌調で歌ったりもした。
どちらもゼロから作るというのは確かに未体験。
素人だしさらさらっとはできないのはわかっているので、
もう少し悩んでみる。
そしてJOYODには、他称KANの生まれ変わりの√がいるので、
一緒に曲もつけてみるのはどうかと、勝手に言ってみて終わる。

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2005年08月28日

第一回 saru&kuma


さるとくま

常にクリエイティブであるためには、
常に「学ぶヒト」であらねばならない。

こう考える私は、
今までやったことないことに常に挑戦し、
体で学び、その結果をここで発表してみたいと思います(可能な範囲で)。

今回、忙しいながらもなぜかつくってしまった動画。
以前から作ってみたいとおもったいわゆるPVです。


音源は、フリーのmp3があるサイトからいただきましたが、
じつは、当初音と映像まったく関係ありませんでした。
出来上がった映像を軽く編集し、そこに偶然見つかった音源を合体させ
ほとんど調整せずに、みごとにあほな映像が出来上がりました…。


最初は、自分で声を撮影時にあてていたのですが、
撮影とアフレコ(同時だからナウレコ?)を同時に行うのはほぼむりで、
台本もなくやったのでぐだぐだでした・・・。

そこに現れたのがこの楽曲。
まさに編集したこの映像のためのような楽曲でした。
鳥肌物とはこういうものでしょうか。


今回体感したこととしては、やはり映像を支配するのは音だということです。
佐藤雅彦教授も言っていましたが、まさにその通りです。

そして、「偶然を楽しむ・生かす」能力っていうのもある気がしました。
絵で言えばマーブリングって言う技法と似ていて、
出たとこ勝負でそれをどう生かすかが腕の見せ所。
そういった部分が今回の制作には出ていたかなと。

さらに、こういったものを作るうえでの台本の重要さが身にしみました。
生放送でうだうだやっているようなタレントでさえも、
綿密な台本や時間設定という線路を走っているのだから当然ですね。


といった感じでした。

結構くたびれた…。

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